給付金・賠償金の制度についてよくあるご質問

石綿健康被害救済制度の給付は申請から受取りまでにどのくらいの期間がかかりますか?

申請から3ヵ月~6ヵ月程度で受け取れることが多いです。
ただし、給付金支給までの期間は明確に公表されていないため、事案によって大幅に変わることがあります。

労災保険の給付は申請から受取りまでにどのくらいの期間がかかりますか?

申請から3ヵ月~6ヵ月程度で受け取れることが多いです。
ただし、給付金支給までの期間は明確に公表されていないため、事案によって大幅に変わることがあります。

建設型アスベストの給付金は申請から受取りまでにどのくらいの期間がかかりますか?

審査状況によりますが、現状では数ヵ月~年単位で時間がかかることがあります。
給付金支給までの期間は明確に公表されていないため、事案によって大幅に変わります。

受給が認められた場合、厚生労働大臣の認定決定があった日の翌月末までにお受け取りいただけます。

アスベスト(石綿)健康被害の給付金・賠償金は誰が受け取れますか?

以下の要件を満たすご本人、またはご遺族の方が給付金・賠償金を受け取れます。

建設アスベスト給付金の受給要件

  1. 1,昭和47年10月1日~平成16年9月30日までの間(※)に、屋内の建設作業現場(屋内吹付作業務も含む)にて、石綿粉じんにばく露する作業に従事していた
    ※昭和47年10月1日~昭和50年9月30日までの間は吹付作業に限る。
  2. その結果、アスベスト(石綿)に起因する石綿肺、肺がん、中皮腫、著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水などの健康被害を被った
  3. 労働者や一人親方等(またはその遺族)

工場アスベスト賠償金の受給要件

  1. 昭和33年5月26日~昭和46年4月28日までの間に、局所排気装置を設置すべきアスベスト(石綿)製品の製造・加工工場や作業場で、石綿粉じんにばく露する作業に従事していた
  2. その結果、アスベスト(石綿)に起因する石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚などの健康被害を被った
  3. 提訴の時期が損害賠償請求権の期間内
アスベスト(石綿)健康被害の給付金・賠償金を受け取るためにはどうすればいいですか?

工場型アスベストの賠償金を受け取るためには、訴訟を提起し、国と和解する必要があります。

建設型アスベストの給付金の場合、訴訟(裁判)をする必要はありません。国へ申請することで給付金を受け取れます。

いずれの場合も訴訟・申請に必要な資料を調査・収集する必要があるため、「よくわからない」とお悩みであれば弁護士に相談するのがおすすめです。

アスベスト(石綿)健康被害の給付金・賠償金に税金はかかりますか?

原則として税金はかからないとされています。

国に対する給付金・賠償金請求に期限はありますか?

建設型アスベスト給付金の請求は、石綿関連疾病にかかった旨の医師の診断日または石綿肺に係るじん肺管理区分の決定日(または死亡日)から20年以内にする必要があります。

工場型アスベストの賠償請求をする場合は、以下のいずれかの時効が完成する前に提訴する必要があります。

アスベスト被害を知ったときから3年または5年(※)
最も重い症状が生じたときから20年
※民法改正が施行された2020年3月31日までにアスベスト被害を知った場合は3年、2020年4月1日以降にアスベスト被害を知った場合は5年で時効が完成します。

アスベスト(石綿)健康被害の給付金・賠償金の金額はいくらですか?

アスベストに起因する病態に応じて、最大1,300万円の給付金・賠償金が受け取れます。

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